秋田県病院薬剤師会 Akita Society of Hospital Pharmacists

秋田県病院薬剤師会 秋田県内の病院・診療所等に勤務する薬剤師の倫理及び学識の向上発展を図り、県民の健康の増進に寄与することを目的とした団体です

 
 
 

会長挨拶

秋田県病院薬剤師会会長 南雲 徳昭
秋田県病院薬剤師会会長
南雲 徳昭

平成28年5月28日の第52回秋田県病院薬剤師会総会におきまして,会員の皆様の御推挙を頂き会長を仰せつかりました。会長を務めることは大変光栄に思うとともに,その重責に身の引きしまる思いです。微力ながら病院薬剤師の業務推進・発展に寄与したいと考えておりますので,皆様のご支援とご協力をお願い申し上げます。


平成28年の診療報酬改定では,ICU等への薬剤師配置が評価され病棟薬剤業務実施加算2が新設されました。日病薬でも「病棟業務・チーム医療への取り組み」を重点事項としいていますが,秋田県では薬剤師不足の問題から病棟薬剤業務実施加算1についてもあまり進んでいない現状です。その改善を図るため,県病薬としても各大学の企業説明会への参加や県病薬HPのアップ・求人情報・各施設の紹介など充実を図るよう検討していきたいと考えています。


また,多剤投与患者の減薬に対する評価として,医療機関で6種類以上の内服薬を総合的に評価し2種類以上減少した場合,薬剤総合評価調整管理料250点(月1回に限り)が新設され,更に処方内容の調整に当たり別の保険医療機関又は保険薬局との間で照会又は情報提供を行った場合は連携管理加算50点が新設されました。また,入院前6種類以上の内服薬あるいは4種類以上の抗精神病薬を医師と評価して退院時2種類以上減少した場合等,薬剤総合評価調整加算250点(退院時に1回)も新設されました。これら医薬品の適正使用は薬剤師が積極的に関わり評価するものであり,今後急性期医療と慢性期医療の円滑な地域連携を進める上でも重要な業務と考えます。


平成31年改定モデル・コアカリキュラムではOBE(Outcome-Based Education)要するに「学習成果を明確化」する必要があり,特に薬物治療では「代表的な疾患」として8疾患が定められ,学生が「薬物治療の効果や副作用について評価出来る」までに至らなければなりません。薬学実務実習教育の質の向上および改定コアカリキュラムへの対応が必要であり,また薬剤師確保のためにもふるさと実習を維持・推進し,グループ実習も視野に入れ各地域での実習生受入体制の整備が急務であると考えます。


今後も各委員会活動や学術・研修活動の充実,秋田県薬剤師会や行政などとの連携を図るとともに,生涯教育認定制度の改革,診療報酬改定および災害対策への対応など新たな課題に新体制で取り組み,秋田県病院薬剤師会の益々の発展のため,会員の皆様と共に頑張っていきますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。